反り腰・脚のライン・巻き肩が気になっていた20代女性
姿勢や脚のライン、反り腰、巻き肩が気になり、「身体をもう少し引き締めたい」という希望があった20代女性です。
身体を確認すると、筋肉量が少なめで、関節の弛緩性が高い傾向がみられました。
そのため、柔らかさを増やすことだけではなく、足裏で床を感じながら身体を支え、股関節を使って動くことを重視してコンディショニングを行いました。
来院時に気になっていたこと
- 反り腰
- 脚のライン
- 巻き肩
- 身体を引き締めたい
見た目の姿勢だけを整えるのではなく、立っているときや歩いているときに、身体をどのように支えているかも含めて確認しました。
身体を確認してみると
立位では反り腰傾向や脚のラインの崩れ、巻き肩がみられました。
また、内転筋、外側広筋、大腿筋膜張筋、腸腰筋、股関節外旋筋群、脊柱起立筋、多裂筋など、下肢から骨盤・腰背部にかけて緊張が強くなりやすい部位がみられました。
上半身では、大胸筋、小胸筋、僧帽筋上部などにも緊張がみられました。
足裏で床を感じる感覚や、立位での荷重、歩行時の身体の使い方についても確認しました。
JIONで考えたこと
この方の場合、反り腰や脚のライン、巻き肩といった見た目の特徴だけを直接変えようとするのではなく、身体をどのように支え、どのように動いているかを重視しました。
関節の弛緩性が高い傾向がある中で、身体を支えるために一部の筋肉へ力が集まりやすくなっている可能性がありました。
また、足裏からの感覚や荷重の受け止め方、股関節を使った動作が十分に使い分けにくいことで、立位や歩行でも身体を安定して支えにくくなっている可能性を考えました。
この症例で重視したポイント
姿勢の形だけを変えるのではなく、足裏で床を感じ、身体を支え、股関節を使って動くことを繰り返し確認しました。
行った働きかけ
施術・ストレッチ
身体の状態に合わせて、緊張が強くなっていた部位へ手技やストレッチを行いました。
下肢や骨盤・腰背部では、内転筋、外側広筋、大腿筋膜張筋、腸腰筋、股関節外旋筋群、脊柱起立筋、多裂筋などを確認しながら働きかけました。
巻き肩に対しては、大胸筋、小胸筋、僧帽筋上部などの状態を確認しながら、施術やストレッチを行いました。
足裏感覚と歩行
立位で足裏から床を感じられているかを確認し、必要に応じて荷重のかけ方や歩行時の身体の使い方も見直しました。
身体の使い方・動作改善
筋力トレーニングとして決められた種目を行うのではなく、立つ・座る、ヒールプレス、ヒンジ、片脚支持などを使いながら、足裏で床を感じ、身体を支え、股関節を使って動く感覚を確認しました。
毎回同じ内容を行うのではなく、身体の状態や動きの変化を確認しながら内容を調整しました。
週1回で1年以上継続した経過
週1回を基本に、1年以上コンディショニングを継続しています。
巻き肩については比較的早い段階で変化がみられ、ご本人も変化を感じていました。
一方、反り腰や脚のラインについては変化に時間がかかり、週1回の継続の中で約1年かけて少しずつ変化がみられるようになりました。
巻き肩
施術やストレッチ、身体の使い方を確認する中で、比較的早い段階から変化がみられました。
反り腰・脚のライン
すぐに大きく変わったわけではなく、身体の支え方や動作を繰り返し確認する中で、約1年かけてご本人が実感できる変化がみられるようになりました。
現在も完全に姿勢の特徴がなくなったわけではありませんが、ご本人が身体の変化を自覚できる程度まで改善がみられています。
現在も継続して身体の状態と動作を確認しています。
この症例から考えられること
反り腰や巻き肩、脚のラインなどは、見た目の形だけを整えればよいとは限りません。
足裏で床を感じること、身体を安定して支えること、股関節を使って動くこと、歩行や日常動作の中で身体機能を使えることなど、複数の要素が関係している場合があります。
また、身体の変化に必要な時間は一人ひとり異なります。
JIONでは、一時的に姿勢を整えることだけを目標にせず、評価と再評価を繰り返しながら、身体の使い方を日常生活へつなげていくことを大切にしています。
症例についての注意事項
この症例は一例であり、同じような姿勢や身体の特徴があっても、必要な働きかけや変化の経過には個人差があります。
反り腰や脚のライン、巻き肩などの見た目の変化を保証するものではありません。
また、関節の弛緩性など身体の構造的な特徴そのものを、施術によって変えることを目的としているわけではありません。
